<各種ボランティア25年。無宗教・無思想。ごみ拾い3,559日目を迎えて>
誤解を覚悟で云いたいこと【元に戻らなくてもいいこと、戻るべきこと】
新型コロナ、1年が経とうとしている。外出自粛、マスク生活、経済活動の制限、各種行事や交流の中止・・・。親しい友人や親族との交流でさえ躊躇しマスクをつける。自粛する集会、直接会わないオンラインミーティング。感染を気遣う会話や食事。中止・簡略化される結婚披露宴やコンサート、通夜や告別式など。見送られる運動会や盆踊り、敬老会、子ども関係行事などの地域交流行事。
誤解を恐れずに云いたい。私自身も仕事(収入)が激減し、我慢の生活を強いられ、早く経済が回復してほしいと思うこともあることを前置きしておく。しかしこのまま戻らなくていい、この機会に考え直すべき、ということもある。膨れ上がった人口とそれが故の科学と経済の暴走(それに伴い格差の増大と環境破壊、戦争、人間性・国民性・伝統的文化の喪失などを招いた)がそれだ。一方で、元に戻らねばならない(いや、いっそ逆戻りすべき)こともある。人と人とが直接交流するコミニケーション、顔を隠さない外出、文化的・伝統的交流行事の実施などである。
「コロナの終息」を望む気持ちに違いはないが、暴走して破裂寸前の事態にストップがかかり、「ちょっと待てよ。この際一息入れてよく考えてみよう」という大事なことがあるのではないか、と強く思うこの頃である。
直接話をせず、誰もかれもがマスクをしうつむき、黙々とし、疑心暗鬼になり殺伐とした世の中。隣近所の子どもたちが野山や公園、校庭でのびのびと遊び、元気な声が飛び交う、古き良き日本に戻ってほしいと思うのは、私が歳を取っただけなのだろうか・・・。