【故郷の山河に抱かれる】

【故郷の山河に抱かれる】暖冬で少なかった雪が早く消えればその分早く春の色になるかと思ったが、そうでもないらしい。山々が冬装束を早めに脱ぎ捨てたのはいいが、草木はなかなか春の装いを整えようとはしないようだ。残雪の守門岳、鷹待山。雪解け水を満々と湛えて遥かな日本海を目指す破間川。久しぶりに帰省した私の為に、うれしい故郷からのプレゼント・・・早めの準備が始まった田んぼや川を、一瞬、夕焼け色に染めて見せてくれた。