現職のアメリカ大統領が広島を訪れるという。戦後71年にして記念すべきことである。私の父母は戦争体験者であるが、戦地に行った父は私に多くを語らずに逝ってしまった。世界に「原子力爆弾(核爆弾)」など、あってよいはずがない。しかし現実は、最大の「核保有国」が核軍縮を訴え、その矛盾が故「核の抑止力」などという大義名分を担いで新たに核開発をする国がある。「国益・国家防衛」「宗教・思想」「怨恨」・・様々な要因が戦争を起こす。しかし一番大切なのは、少なくとも民主主義国家においては国民一人一人がその「種」を心のうちに抱え、それが戦争の起爆剤となりうるということである。一時の政府が戦争を始めるのではない。「一触即発」の状態とは国民全体が「群集心理」により動かされ「人のこころ」を失う状態だ。人のこころ、最愛の家族、美しい国土・・・これらを一瞬にして失くする選択を、一人一人が、絶対にしてはいけない!