【のすたるじー】もう10年前の映画になってしまったんですねぇ。
昭和33年(1958年)、東京タワーが12月に開業し、私はその翌月に生まれました。10年前、この映画を見たとき(ひとりでした)、オープニングで早泣き出してしまい、終わった頃には涙でクシャクシャになったおかげで、なかなか外に出れなかったのを憶えています。ここから、日本の高度成長が始まります。そして昭和39年には新幹線の開業、東京オリンピック。日本は世界でもトップクラスの経済大国となって行くのでした。しかし、私のようなオジサンには、その過程で消えて行ったものが愛おしく、残念でならないのです。歳をとったなぁ・・・
【評論家:川本三郎「大きな過去は歴史として尊重されるが、祖父母や父母が生きてきた近過去は否定される。おかしな話である。近過去を大事に思い出す。それは自分の足元をしっかりと固めることであり、亡き人々を追悼することでもある。」】