【なぜ町のごみを拾い、みんなにあいさつをするの?】
昨日の午前中は仕事を休み、松ケ丘小学校3年生の授業1コマをいただいて、スライドを見せながら子ども達にお話させてもらいました。何が「ごみ」なのか辞書を調べても答えがないこと、なぜ毎日挨拶をしながらごみ拾いをするのか、などを話しました。
空き缶はごみ、空のペットボトルもごみ。それでは、中身が半分残ったペットボトルは?封の開いていない捨てられたパンは?賞味期限が過ぎたけど食べられるお菓子は?道路に散った桜の花びらは?落ち葉は?カブト虫や蝉の死骸は?捨て猫は?壊れていない傘は?・・・「それは、一人づつの心の中にある。一人づつの考え方次第なんだよ」・・・「ごみは売られているんだよ」「え~~~~!?」・・「だって、皆がごみだというペットボトルは、中身ごとお金を払って買っているでしょう?」「・・・・・・」
なぜ毎日、挨拶をしながらゴミを拾うのか。「人は一人では生きていけない。子どもや、家族がみんな幸せでなければ、自分だけでは幸せになれない」「家族が幸せになるには、その街も良い町でなければならない。そして国全体も、世界も」だから「自分の町をきれいに、みんなが挨拶をし合う明るい町にしたいんだ」
『「割れ窓理論」というのがあってね、一つのごみを放っておくと、そこから少しずつごみが増えて行って、やがてそこはごみだらけになり、やがて泥棒や喧嘩が起こるようになり、町全体が荒れていくんだ。だから、たったひとつのごみを見て見ないふりをしたくないんだ』
「みんな、私のマネをする必要はない。それぞれが【自分ができることを考える人間】になって欲しんだ。みんな違う人間。違っていいんだ。大切なのは【自分で考えて、行動して、他人を尊重すること】だと思うよ」
「みんな、短歌を知っているかい?これは私が作った短歌だ。みんなの家族も、みんなを愛しているんだよ」
「それから、なんでも一度始めたら諦めないで続けることも大事だね」
【お昼はクジラの竜田揚げ・・・なんて知らないよね~】
終了後、48年ぶりの学校給食。3年生のクラスで給食を一緒に食べました。コッペパン、脱脂粉乳、クジラの竜田揚げ(クジラを食べることすら知らない)、ファミコンも知らない。でも、子ども達の澄んだ目と素直な会話に、こころが洗われました・・・感謝です<m(__)m>