(写真はイメージです)今日、地下鉄に下りる階段でのお話。目の前を「ガタン、ガタン」とキャスター付きのキャリーバッグを重そうに段差に沿って落としながら下りるお年寄りの男性。その少し前には、ジーンズ姿でブロンズヘアーの若い外人の女性。その女性はお年寄りに気付き、振り向いて階段を数段駆け上がると「お手伝いします」(上手な日本語)。お年寄りは「ありがとうございます」。そのまま長い階段の下までバッグを抱えてお年寄りを気遣いながら下りて行った。下まで下りると、礼を言うお年寄りを軽く交わして、何事もなかったように歩いて行った。
私はショックだった。自分自身はすぐ目の前を歩くそのお年寄りを見ても、助けようと思うどころか、早く追い抜いていこうとすら考えていたからだ。
普段偉そうなことを言っている自分が、実は、いつも何かに追われ、どこかに何かを置き忘れてきた、その当事者だったのだ( ;∀;)( ;∀;)