【教育・学校の今昔】先生に叱られ、それが親にばれると親に叱られ、ご近所の爺さん、婆さんに諭され。ときには先生が家に遊びに来て親と一緒に酒を飲む。宿題などそっちのけで野山で遊びまわる・・・。私たちの子どものころ(生まれ故郷)は、皆貧しいけれど豊かで、温かな時代でした。「時代が変わった」「懐古主義」などと言われますが、本当にそうなのでしょうか・・・?
今の教育現場をとりまく家庭環境は、核家族(2世代)、親の共働き、シングル世帯の増加、希薄化していく地域付き合い、自然環境の変化、生活スタイルの激変・・・そしてそれらを助長する科学や経済の発達?によって、昔とは大きく様変わりしてしまいました。
教育現場でアンケート結果や学校への意見などを見ると、自己中心的な主張や指導者攻撃などが少なくありません。
挨拶をやめる取り決めをしたマンション、「音楽」がない運動会、子どもがボールで遊べない公園、いじめ、差別、給食費を払わない保護者、子どもに朝食を食べさせない家庭、貧困、虐待、学校や教員の揚げ足取り・・・・
学校で起こっている様々な問題は、私たちの暮らす社会の縮図だと考えなければなりません。子ども達を犠牲者にしてはなりません。
時代は繰り返します。子どもたちは今はまだ純心で、可能性の塊です。子どもたちの未来を考える、そんな社会を目指す大人でありたいものです。