【無関心・凍ったこころ】

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今朝、いつものバスに乗り込むとピッタリと座席が満席。奥の方に行ってつり革につかまって立った。例によって、入り口に近い優先席は若者に占拠されている。次のバス停で80前後くらいの年輩のご婦人が汗をかきながら乗り込んできて、手すりにつかまり辛そうに辺りを見回す。優先席の誰も、顔を上げもしない。近くで見ていた私は、優先席でスマホを操作していた若い勤め人風の方の肩をたたき「すみませんが席を代わってあげてもらえませんか?」若者は顔を上げて私の顔を見たが、しばし沈黙。その間合いを見たご婦人、「大丈夫ですよ、ありがとうございます」・・・若者は、また顔を伏せてスマホへ。聴こえているはずの他の優先席の誰も動かない。私は、駅までこのご婦人の傍に立って、野菜やおふくろの味のことなどの世間話・・・凍り付いたこころ、動かない心・・・心配なことである・・・(写真はイメージです)