昨日、鴨川市にある千枚田と言われる棚田を見てきました。平地の稲作が多い千葉県ですが、ここは山間地の自然のままの斜面に調和した、芸術と言ってもいいほどの美しい佇まいの見事な棚田群でした。地元の方々はこれを農業としてはもちろん、継承文化とするために、観光にも生かそうと活動しています。わが郷土の魚沼はさらに厳しい山間地であり、棚田(段々田んぼ)はあたりまえ。むしろ、区画整理された平野部の農地はほとんどありません。百姓家の生まれである私は、機械化もままならぬ山間の斜面に先祖から伝わる田んぼを守ってきた父母や村人たちの生活を見ながら育ちました。これは、間違いなく日本の原風景の一つだと思うのです(^^