【公園で暮らすホームレスとのやりとり】

先日、私たちのNPOが水の里公園で行ったイベント。公園駐車場にホームレスが寝泊まりする1台の車が昼夜問わずあるのを我々は知っていた。イベントで駐車場を使うため一時移動を依頼した会のメンバーの話。40歳前後の男性。ステーションワゴンタイプの車。聞けば車検切れ、バッテリーがあがり、パンクし、窓は割れガムテープが貼ってある。メンバーは公園内の別の場所への移動を手伝った。身の上話では、仕事を辞め、静岡の母親(片親)から仕送りを続けてもらっていて、それで暮らしている、という。メンバーはなんとか立ち直るきっかけをとの親切心から、会(NPO法人)の仕事を真面目に手伝う気があるか探ろうとした。言葉遣いは丁寧で従順だが、その目には全く覇気がなく、断念したという・・・
聞いた話であり、細かいいきさつは伺い知れない。ただ、どういう家庭環境でどういう親の背中や大人たちの背中を見て育ったのか。せめて、仕送りをしてくれる母のもとへ、全てをさらけ出して「帰るべき」だ、と強く思った。やり直しができるうちに・・・