【「新聞」の重さ】一部何グラムだろう。一般紙やスポーツ紙など数種類の新聞を300部ほどバイクや自転車の荷台に積み、まだ暗い街に飛び出したものだった。新潟の高校を卒業し家を出、神奈川県は川崎市の北部の町へ。新聞店が借りてくれるトイレが共同の古臭いアパートだったが、奨学金がもらえ、食事も出た。配達と集金、拡張(勧誘)を行った。配達前のチラシ折込、金曜日や休日前はチラシが多く、気が滅入るものだった。正月になると、チラシの量が新聞のページを上回り、2倍・3倍にもなったものだ。一つ先輩の青森出身のイケメンロックギタリスト、あるお店の少し年上の美しい女性に熱を上げ競い合った同僚(私が負けた)、新聞店の同じ歳の可愛らしい娘と生意気な弟、どうしてるかなぁ(^^)。朝夕刊を配りながら学校に通った、二十歳前のまだまだ青い田舎者だった(^^);