【沈黙の春】60年近く前に出版されたレイチェル・カーソンの名著である。化学物質による環境汚染により、花も咲かず、鳥も鳴かない春になる・・・。少し違うかもしれないが、今朝はそんな単語が頭をよぎった。いつもより10分遅く家を出たのだが、行きかう中学生や大人達に挨拶しても、何の応答も返ってこない・・・。応答もなく追い越していった中学生を見ていると、その先で追い越す生徒同士も無言だ。ごみ捨てに向かうお婆ちゃんが、かろうじて「おはようございます」を返してくれた。お蔭で少し、元気になった。スーパーの駐車場には、無造作にコーヒーの空き容器と紙オムツが捨てられていた・・・。私は子どもたちには、沈黙の春は見せたくない。