【今日も良い拾い物(^^)】3,293日目。ごみ拾いを終え、ほぼいつもの時刻のバスに乗り込んだ。幸いまだいくつかの空席がある。奥の方に二人掛けの席が一つだけ空いているのが見えた。梅雨が明け朝から蒸し暑く、既に汗だくの私。二人掛けの窓側は冷房の吹き出し口があり、絶好のねらい目なのだ。近づくと私より先に乗り込んだ客が素通りした訳が分かった。写真のようなものが置いてあった(落ちていた)のだ。誰もこれに関わってまで、ここに座ろうとは思わないらしい。私はこの席の窓側に座って写真を撮ってから、通勤バッグの中の袋に入れた。コンビニおにぎりの包み紙。ここでこれを食べた人にとって、レジでお金を払いバスに乗って食べるまでは決して「ごみ」ではなく、重要な役割を果たしていたものだ。それだけではない。このラップがおにぎり用に製造されたときから、食品工場でおにぎりを包み込み、箱に詰められ、仕分けされ、トラックに乗ってお店に並べられるまで、これなしでは商品になり得ないのだ。この過程に関わった人たちにとっては、給料の元でもある。そう考えると、愛おしくさえある。缶、ビン、ペットボトル、包装紙・・・かわいそうに。たった一時を過ぎたときから「なくてはならないもの」から「ごみ」と呼ばれるものたち・・・。