つぼやき【本当に自然災害?もう、いいんじゃない?】


阪神淡路大震災、中越地震、東日本大震災、豪雨災害、台風15・19号・・・。日本だけではない。世界中で近年発生している大災害について「自然災害だから仕方ない」と納得する気にならない。昨今の自然災害の多発と被害の拡大が進んでいる背景には地球温暖化があり、その根本には「もっともっと、よりもよりも」と快楽と競争、闘争を求め、手当たり次第に地球(いや宇宙空間まで)を弄りまわし、科学と経済の進歩・拡大こそが幸せの源だと勘違いしている人類の「驕り」があるのではないだろうか。

 一度快楽に浸った人類は後戻りなどできないということを承知しながら言いたいことがある。「もう、この辺りでいいのではないか・・・?」果たして、科学と経済の膨張(肥大化)は、人類の幸せにつながるのだろうか・・・。
 仮に今、人類が「ここまででよし!」と大英断して「科学と経済(人類の叡智)をこれ以上快楽の追及や戦争に使うことを止め、地球や宇宙環境の復元と保全、人類の差別や格差根絶」に向けることができたなら、いったい誰が、どう困るのだろうか・・・。
家に居ながらにして欲しいものが届く、暑さや寒さを無理やり調節する、世界中の食材を求める、早く快適に遠くに移動する、世界中の情報を瞬時に手に入れる・・・。あれもこれも欲しい、ああしたいこうしたい、羨ましい、もっと楽に快適に・・・。その為に自然エネルギーや核エネルギーを際限なく消費し、環境を痛めつけ、他人を蹴落とし欺き、動植物を弄ぶ・・・。
人類は快楽追及の為に科学や経済を肥大化させ、騙し合い、争い、その見返りに大切なものを無くしてはいないだろうか?そして、自分の首を絞め、絶望的な結末に向かってはいないだろうか・・・
別に共産主義社会を望むわけではない・・・が、「ここまででよし!」で、誰がどう困るのだろうか???
私は、これ以上際限なく科学や経済が膨らむことが人類のあるべき方向とは思えない・・・。
私は高校生のグレタさんが国連で世界の大人たちを糾弾し、世界中から本題から外れた批判が浴びせられていることを知っている。
人間というものを信じていたい私は言う・・・「足るを知れ」と。過去を背負って未来を作れるのは「人間」だけなのだ。
※イラストはネットよりお借りしました。