【27年の間に2度、子どもに叱られた大人たち】

大人の立場から、27年前の子どもはどうしているだろう
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①1992年、リオ、地球環境サミット、セヴァン・カリス=スズキさん12歳「伝説のスピーチ」より
~~学校で、いや、幼稚園でさえ、あなたがた大人は私たちに、世のなかでどうふるまうかを教えてくれます。たとえば、争いをしないこと、話しあいで解決すること、他人を尊重すること 、ちらかしたら自分でかたずけること 、ほかの生き物をむやみに傷つけないこと 、分かちあうこと、そして欲ばらないこと 。ならばなぜ、あなたがたは、私たちにするなということをしているんですか。~~
②2019年、ニューヨーク、国連気候行動サミット、グレタ・トゥーンベリさん、16歳のスピーチより
~~あなた方が話すことは、お金のことや、永遠に続く経済成長というおとぎ話ばかり。How dare you!よく、そんなことが言えますね。~~
★まったく的を得ていて、大人には耳が痛いことばかりだ。27年も前に子どもに叱られたのに、何もできない(しない?)大人。子ども達からしたら、当然のことだ。
今、39歳になっている筈のセヴァン・スズキさんは、どうしているだろう。子どものままだろうか・・・。グレタ・トゥーンベリさんのスピーチを、大人として聞いただろうか・・・。
★この二人の(当時)子どもを、避難する気はまったくないが、あなたは、いつから大人になりますか?なってしまいますか?と問いたい。多くの大人だって悩んでいる。その中で一生懸命子どものことやその未来を考えている。どうにもできない時の流れと、人間たち(大人だけではない)の飽くなき欲望。「人間」というものを止めない限り、これらはついて回る。あなたたち子どもが大人になったら、子どもに避難されないような大人に、世界に、なっていることを祈りたい。その為のスタートラインは、いつだって、今ここに、(大人も子どもも)自分の中にある。
★人間の傲慢さへの処罰は、大自然(神という人もいる)が下すものだ。
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