【日本が亡くなるとき】五十嵐秀雄
★あれから4年・・・「彼女は頭が悪いから」東大工学部と大学院の男子学生5人が、私大の女子学生を集団で性的暴行。2016年★
「日本は世界一冷たい国」だという。信じたくないが、数字は物語っている。
●数字その1=2007年のアメリカのピューリサーチセンターの調査。「国は貧しい人々の面倒を見るべき」か?
同意する、は、イギリス91%、中国90%、韓国87%、アメリカ70%。日本は47カ国中、最低の59%。…
●数字その2=イギリスのチャリティー団体(CAF)の2018年の調査(144カ国中)
①(他人を助けたか)が142位!!(つまり下から3番目)
②(寄付をしたか)が99位
③(ボランティアをしたか)が56位
★そう言われれば心当たりは山ほどある。
・優先席とは名ばかりで真っ先に座って後は知らんふりする
・「大丈夫ですか?」と声をかけるのに人目を気にして躊躇する
・子どもが泣けば「うるさい」と眉をひそめる
・老人や弱者がマゴマゴしていると邪魔にする
・困っている人に声をかけず無視する
・成功者は「勝ち組」と持ち上げるが、少しでもつまずけば容赦なく「社会制裁」して叩き潰す
・「正義」を振りかざし一分の隙も認めない
・貧困や社会的弱者は自己責任、努力不足と決めつける
・隣人が孤独死しようがどうなろうが関係ない
・犯罪が起これば政治や教育、社会のせいにする
などなど・・・・偏見や妬みが溢れる国「日本」・・・
「自分は違う」と思う方々も多いだろうが、日本国民はおそらく80%の確率でこれに当てはまる。
昔からそうだったのだろうか・・・そうは思えない。戦争に負けたからだろうか。。。そうも考えない。
いつからなのか(何故なのか)を考えることは大事だが、それを他人任せや政治・教育のせいにしてはいけない。
産業革命や敗戦後の目まぐるしい経済発展のせいで見失ったものが、確実に日本を蝕(むしば)み、「国の崩壊という悪魔」が大して広くない川の向こうから手招きしている。
皆、それに気づかないか、誰かが何とかしてくれる、と高を括っている。
国が亡びるのは、経済の問題ではない。そこに生きる民族の精神や文化が亡びるのだ。結果的に、「国」という元々目に見えない枠が無くなる。しかし、「国」という枠が無くなった時に何が起こるか・・・戦争、内乱、環境破壊・・・。平和すぎてそれに気が付かない日本人。
今、他人のせいにせず、自分の足元から、自分から生き方を考え直す、ことが最も重要だ。そうでなければ、近い将来、「日本は亡くなる」。この100年程度で今の日本の姿になったと考えるが、たった100年である。次の100年で崩壊しても、まったく不思議ではない。
【人は一人では、人間だけでは、生きていけない】のである。他の為に生きてこそ、人間の価値があるのではないだろうか・・・・。
自分だけでは何にもできない、自分一人くらい、誰かが何とかしてくれる・・・それは間違いなのです。
「自分一人」の集まりが、「国」なのですから・・・
こころからのお願いです。日本の、私たちの未来のために・・・