【このウィルス危機で、人類は生き方を変える契機にすべき】

【このウィルス危機で、人類は生き方を変える契機にすべき】
世界レベルで拡散したウィルス。命を落とされた方には、ご冥福をお祈りしたい。
物の不足、流通の停滞、工業生産の停滞、経済の停滞、人間の動きの制約・・・。
中国のたった1点から始まった、1万分の1mmほどのウィルスが、世界中をパニックレベルに陥れてしまった。
私はこれを天災とは思わない。「科学と経済」が世界を支配し全能であるかのように驕り切った人類。人類だけが地球を弄ぶ権利があるかのような振る舞い。このウィルスは人類に対する強力な戒めであるように思えてならない。人類を破滅させるのは「戦争や核」でも「環境破壊」でもなかった・・・というより、それらも含めて、際限なく拡大すると思い込んだ科学と経済が呼んだウィルスではないか、とすら思える。今、世界(地球)はバランスを取ろうとしている。
人類は、ここでどうするのか。
1万分の1mmのウィルスを前に、科学やお金は全く役に立たない。いくらお金を積んでも買えない「マスクやティッシュ、トイレットペーパー」など。工場が動かなければ何も生産できない工業。生産ができなければ、全く無力なインターネットの流通やサービス。殆どの人間が直接的・間接的にそれらにかかわっているため、収入に影響することから、モノ不足まで、連鎖的に首が絞められていく・・・。
一方で学校が休校になると、今度は子どもたちが家にいることが問題になる・・・。
戦前の日本人の暮らしや生き方はどうであったろう。私は、この問題で世界の価値観が全く変わってしまえばいいと思っている。
大事なのは、科学やお金ではない・・・。科学や経済は、生身の生物の危機に対し全く無力なのだ。崩れてしまった「バランス」とは何か。今回のウィルスでこのことに気づかなければ、「人類」は遠からず亡びるしかないのだと感じる。
「日本」国内で言えば、あまりに行き過ぎた海外依存や舶来主義がこの危機を助長している。日本人は、もはや日本の自力だけでは生きていけないのだ。モノだけではない。生き様、暮らし様(文化・伝統)までが日本らしさを捨て去り、欧米化の一途を辿ってきた。
いまここで立ち止まり、今までの生き方を総決算して、改めて未来を見つめ直すときなのではないだろうか。
子どもたちを、子孫を、そして自分を愛するのであれば・・・・。
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