【五十嵐さん、助けて!】

【五十嵐さん、助けて!】朝から灼熱の下、いつものようにごみを拾っていると向こうから見覚えのあるお爺ちゃん。よく立ち話をし、自家菜園の手づくり野菜をいただいたこともある顔見知りだ。この方、事情があって生活保護を受けている。私の顔を見るなり「五十嵐さん、助けてほしい」という。近くの民間業者が運営する同じような境遇の人たちが住む集合住宅に住んでいるのだが、どうやら「いじめ」に遭っているらしい。毎日コツコツと菜園で野菜を育てる姿は真面目そのもので、聞けば山形の生まれだという。以前から「俺は働きたいんだ」と言っていた。同じような境遇の人たちが住む環境で、どのような「いじめ」に遭っているのか察しはついたが、聞けば想像通りであった。放って置けなくなった私は、動いてみることにした。それにしても以前より身なりは汚れ、少し酒臭い気がする。「○○さん、協力はするが、今挫けて酒に溺れてはだめだ。気を強く持って、きちんと生活していてほしい。そうでないと、うまくいくものもダメになってしまうから。それだけは約束してくれ」・・・さて、またお節介癖が出てしまったが、これは治らないなぁ(^^)