【コロナ給付金10万円が・・・生活保護とベーシックインカム】
生活保護給付を受ける畑仕事が好きなお爺ちゃん。良く会うので、立ち話をする。先日は「俺は今の寮(同じ境遇の人たちに「食住」を提供するビジネス)を出て、草刈りでも何でもいい、働きたいんだ」と言っていた。聞けば、東北の生まれで、一人娘とは断交して住所もわからないという。市役所の担当窓口のケースワカーに相談してみようと問い合わせると、今月一杯不在だという。今日は、「先日10万円もらったが、盗まれた」と話し始めた。聞き捨てならないので話を聞いてみると放っておけなくなり、一緒に警察に行き詳細を話し、対応を話し合った。
役所によると、就労支援もするが65歳を超えると難しくなる、ということだった。
生活保護が一様に悪いとは思わない。事情は其々だろう。そこに至った経緯も今更非難できない。また、それで成り立つビジネスも非難できない。
生活保護受給者は、「何も働かないで税金からお金をもらい、気楽なもんだ」という目で見られてしまいがちだ。が、様々な事情で受給してはいるが、できれば働いてこの生活から脱出したい、と考えている受給者もいるのだ。
お人好しの私は、「とりあえず動いてみるから、真面目に生活していてくれ。酒は絶対にダメ、タバコもやめた方がいいな、働きたいなら」とお願いした。
ベーシックインカム。「人は何もしないでお金をもらえれば、働かなくなる」・・・だろうか?私は、そうではない、と考えている。いや、そう信じたい。