【原風景。藁プール。山ご飯。発動機!】この子たちはよく手伝ってくれる。なぜか「ほっ」とするものがある。
私が子どもの頃は農作業を手伝えと言われると、いいも悪いもなく(有無を言えず)、だがそれほど嫌な気もせず、山に遊びに行く気分で手伝ったものだ。稲刈りをしたり、稲を運んだり干したり。脱穀し終わった藁の「藁プール」は最高の運動場で、トランポリンかフカフカのベッドのようだった。動力源の「発動機」のハンドルを使っての始動は、最初は怖くて子どもには勇気のいることだったが、できるようになると大人になった気分がしたものだ。
ギュウギュウに圧縮されたご飯の弁当には卵焼きと梅干。それで十分で、父母と食べる山ご飯は最高にうまかった。
子どもたちに「里山とそこに暮らす人々の原風景」を伝え残したいものだ・・・。