【毎朝、通学で見る風景】

【毎朝、通学で見る風景】子どもの頃、雪融けの頃は野山に残った残雪が凍り、その上を歩いて里山の斜面を渡って遠回りした。春には農家の田植風景を横目で見ながら家路を歩いた。夏、終業式が終わると飛んで帰り、嬉々として昆虫取りに野山に出かけた。秋は山ブドウやアケビを探して野山で遊び、晩秋の木々の彩りよりやがて来る白銀の世界を待ち焦がれた。そして目がくらみ息が詰まるような猛吹雪の中、友の背中を見失うまいと必死に学校まで歩いた冬。
毎日の通学路の何気ない風景や花々、声をかけてくれる大人たち。子どもたちのこころに焼き付く原風景は、これでいいのだろうか・・・