時の流れと失せ行くもの・・・最後に失せるのは・・・

【Amazonなどの功罪・・・】
Amazon、Google、yahoo、Facebook、Instagram、GPSナビ、スマホ・・・インターネットの関連分野により劇的に変化した生活環境や文化・・・消しゴム一つでも家にいながら朝注文すればその日のうちに届く。家の前の道路はもちろん、地球のすべてを網羅したかのようなGoogleMAP。上空から鳥瞰するドローン。車は自動運転の時代が目前だ。普通に話しかければAIを搭載したロボットが応えてくれる。
一方で、それらに押し流され、忘れ去られようとしている「文化」がある。手紙、行商、銀塩写真、まつりなどの神事や祭事などの伝統行事・・・。かつては想いを伝えたくて「文字だけの手紙」をしたため、それを郵便に託し、何週間も何カ月もその返信を心待ちにし、それでも想いは伝わらず、あれこれと苦悩していた時代があった。
それらの物と文化が一緒くたにされ、「便利・スピード」という言葉で置き換えられて行く。なによりも、生身の人間による生の声での交流が希薄になり、それと一緒に、人間の証である「思いやりのこころ」が失くなっていくことに大きな危機感を覚える。・・・私たちはアマゾン川に棲むピラニアに食い尽くされてしまうのではないだろうか・・・。
いま、何を守らねばならないかを、自分たちの未来のために、一人一人が真剣に考えたいものだ。