昨日は本業を半日休み、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)の評議員会でした。昨年、大きな国の制度改革があり、監視役たる評議員の権限が大幅に拡大され、経営体制(理事)の選任・解任を含め、益々責任が重くなりました。
評議員会で今年の運動会を開催しなかった理由を問うてみました。「今までのやり方では職員の負担が大きすぎる」というのが主な理由のようです。自立支援を大きな柱として、オムツゼロ、歩行率100%を達成した施設でしたが、施設運営責任者が交代し、大きく方向転換したようです。
地域包括ケアという国の施策と相まって、地域の老人福祉施設の役割は変貌するとともに益々重要になってきています。経営側のコンプライアンス遵守は当然として、経営の根幹たる理念をしっかりと据えねばならないと考えます。
「何のために運動会があるのか」という基本に今一度立ち返り、職員と利用者・家族の要求のバランスをしっかりととっていただきたいと考えます。