【元が無ければ無理。そして繰り返す】
人間には、生まれながらに備わる生き物としての「本能」と、生まれてから学習して身に付ける「知性・理性」と、その中間の「感性」があります。特に、知性・理性と感性は人間にしかありません。知性と理性は学習度合いによって大きな差ができます。学習とは、必ずしも学校で教わることではなく、親や友人、社会、書籍、大自然など、あらゆるものから感じ学び取ることを言います。特に生まれてから5歳くらいまでに親から学ぶ(背中を見る)ことは重要です。ところが、その親の知性・理性、感性、行動が貧しかった場合(受けた教育レベルや生活レベルの事ではありません)、充分な愛情を注ぐことができず、その子供は成長の芽を押さえつけられ、愛情不足に陥ることになります。その子供が大人になり(残念ながら同レベルの相手と)親になると、往々にして「他を尊重し心を開いて他から学ぶ」という重要な能力が欠如しています(=すべてを他の責任にして逃げてしまう)。そして再び同じような子育てを繰り返してしまうのです(*_*;・・・私もPTA会長から始まり、様々な教育関係や青少年関係のボランティアを25年近く経験しましたが、そのようなスパイラルをいくつも見てきました・・・家庭教育を補うのは、現在の義務教育では不可能です。幼児教育(幼稚園・保育園)の年齢・教育内容を大きく方向転換して義務化・無料化し、それに合わせて小・中・高校の教育見直し(特に高校は、個人の特性を見極め、多岐にわたる専門メニューを導入すべき。幼児教育から一貫して個人の特性を見極め継続してサポートするプログラムも必要でしょう)、義務化・無料化を推進すべきだと思うのです・・・子どもを真に愛する心が全ての人間に備わることが、平和の礎となるのではないでしょうか<m(__)m>