【必要とされていない人間?】子どもの頃は皆が肘や膝、靴下の踵や指先が破れ、繕ってもらった服を着ていた。「他人に迷惑をかけない」「他人を思いやる」・・・この二つだけが道徳だったように思う。これを守らない時に親や先生、他人からも叱られる。これが当たり前だった。今思えば、この二つを命を懸けて教えてくれたのが「親」という存在で、それが「愛」だった。大人たちは交代で地区内の役を担い、誰が欠けてもそれは皆の暮らしにかかわる大事であった。お金持ちか、なんて関係なくて、皆が助け合い、寄添い、尊重し合って生き生きと暮らしていた。「必要のない人間」などいなかったのだ・・・。「豊で平和」と言われる今はどうだろう・・・何かが間違っていると思うのだが・・・。