【やっとわかった本当の故郷の味】故郷の親戚から戴く柿で作るようになった干し柿。子どものころから見慣れていた筈が、いざ自分で作るとなれば何もわかっていなかった。それでも東京生まれの妻が四苦八苦しながら作ってくれ、2回目の冬。今年の出来は100点であった。甘~い、適度な硬さ。最後の2個を、夕食後のデザートに頂いた。柿がずらりとぶら下がって干された故郷の秋から冬の風景や、それを作っていた婆ちゃんや母の姿を思い浮かべた。子どものころは決して好きではなかった干し柿だが、今は違う。「本当の味」がわかるようになったようだ。感謝。
<干し柿を 噛めば染み出す 故郷(さと)の冬>