【自分を愛するのであれば、周囲に気遣いを】

【自分を愛するのであれば、周囲に気遣いを】
「とっとと感染しちまえ」 京大准教授、ツイートの思い
https://headlines.yahoo.co.jp/hl…
感染しても気づかないことも多いが、高齢者や弱者は重症化すると命に関わる、という今回のウィルス。厄介なのは、自覚症状がなくても他人に感染(うつ)してしまうこと。また感染の有無に関わらず、ドアノブやつり革、お店の商品など不特定多数が触るものから自分の手を介して他に広げてしまうこと。つまり、知らないうちに「運び屋」になってしまうということ。そこで「な~んだ、感染しても自分には害がないんだ」と考えてしまうのだろう。最近メディアでは若者に向けた自粛要請やメッセージを多く見かける。内容は若者に限ったことではないが、やはり目立つのは若者なのだろう。
TVで繁華街で取材を受ける若者の声を聴いていると、切なくなる。「自分は何ともない」「深く考えていない」「空いているから」・・・まったく他人事なのだ。今だからこそ言いたい。「自分が可愛いなら、まず自分の周囲のことを考えなさい」。今自分が生きている「社会」は、自分が中心のようでいて、実は全く逆である。「社会」とは「親兄弟も含めて他人の集まり」。自分一人では、生まれてくることはもちろん、着るもの、食事、寝る場所に至るまでどうにもならないことを考えてほしい。「遊び道具、遊び場所」も、自分一人ではどうにもならない。さらに、社会人になれば「働く」ことにより「生きるための報酬」を得るが、その報酬を得る職場さえ(経営者でも)、他人がいなければ成り立たず、自分一人の力ではどうにもならない。
今、自分と自分以外の関係を改めて考えてほしい。まずは、身近な家族のこと、友人、職場の同僚、知人。さらには、電車に乗り合わせている他人、今お店で隣に座っている他人・・・。これらの方々に自分がうつし、それが人から人へと広がっていったら・・・。電車で、職場で、お店で、病院で、繁華街で、公園で・・・その中には大切な家族、愛する人、必死に医療現場で働いている方々ももちろん含まれる。
自分を愛する、ということは、他人を愛する・周囲を・環境を愛することと同じなのだと、考えてほしい。どうか、お願いします。