【自分の国に誇りと自信が持てない、日本の若者たち】
=アインシュタインが絶賛した世界でただ一つの国日本=
去年の調査より。悲しいことだが、「自分の国の将来が良くなる」と答えたのは、9か国、18歳、各国1,000人中、の最下位・・・。大変残念だが、これは子どものせいではない。明治以降、日本らしさを捨てて、急速に欧米化させたツケがジワジワと回ってきたのである。そして、子どもたちは「豊で便利」ではあるが、「利己的で信用できない」大人たちに失望しつつ、自分もやがてその大人になっていくことに、諦め冷めている・・・
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<アインシュタイン(ドイツの法学者シュタイン博士という説もある)の言葉 ~尊い国~
近代日本の発達ほど世界を驚かしたものはない。その驚異的発展には他の国と違ったなにものかがなくてはならない。果たせるかなこの国の歴史がそれである。この長い歴史を通じて一系の天皇を戴いて来たという国体を持っていることが、それこそ今日の日本をあらしめたのである。
私はいつもこの広い世界のどこかに、一ヶ所ぐらいはこのように尊い国がなくてはならないと考えてきた。なぜならば、世界は進むだけ進んでその間幾度も戦争を繰り返してきたが、最後には闘争に疲れる時が来るだろう。このとき人類は必ず真の平和を求めて世界の盟主を挙げなければならない時が来るに違いない。
その世界の盟主こそは武力や金の力ではなく、あらゆる国の歴史を超越した、世界で最も古くかつ尊い家柄でなくてはならない。世界の文化はアジアに始まってアジアに帰る。それはアジアの高峰日本に立ち戻らねばならない。我々は神に感謝する。神が我々人類に日本という国を作って置いてくれたことである。アインシュタイン>
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かつてアインシュタインが我が国の歴史や文化を学んでこう言わしめた国、日本。
日本は「世界で一番古い(王)国」としてギネスに載っているという。2番目はデンマーク。中国や欧州諸国の歴史が古いように思われるが、これらの国々は「連続しない国家」という歴史があるだけなのです。ここでいう「王」とは、日本では皇室のことをいい、現在に至るまで直系の子孫によって統一されてきた、世界で唯一の国なのです。
ところが、今の日本はこのアインシュタインの言葉に値するでしょうか(;_;)・・・
江戸時代の「鎖国」というと、閉鎖的な悪いイメージを湧かせますが、キリスト教を布教し侵略する、というポルトガルやスペインの謀略にはまり、日本人が奴隷として売買されるという実情を知った豊臣秀吉の「バテレン禁止令」、そして徳川幕府の「鎖国政策」により、日本はその魔の手から逃れた、と言えるでしょう。
もし、鎖国がなければ、日本はキリスト教一色に染まり、欧州の企み通り侵略され、植民地化されていたでしょう。(そこで「日本」は終わっていた)
しかし、歴史は天皇制こそ残しましたが、明治維新、度重なる戦争、そしてついに敗戦という変遷をたどり、アメリカの指導下(植民地とまではいかなかったのが幸いか)で憲法を再制定し、教育制度の大転換により骨を抜かれ、「発展・合理化・経済至上主義」という言葉に置き換えられた「欧米化」という波に飲み込まれてきたのです。
敗戦や欧米化によって失われたものの「大きさ」はここに来て大きな「病巣」となって表れ始めています。
日本人としての精神の喪失、合理主義、理屈偏重、押し付けの倫理・道徳、自己喪失、物欲主義、科学・経済至上主義、利己主義、歴史・文化軽視、グローバル化・・・・そしてついには、冒頭の調査結果のような、若者にとって誇りの持てない、夢のない、諦めの国になっているのです。
現実に何を招いているか・・・格差社会、利己的社会、歴史を忘れた底の浅い家庭・学校教育・・・その結果として「いじめ」、「こころの病の蔓延」、「希薄な人間関係」、「固定化された理屈としての倫理道徳」、「自己のない人間」、「お金や地位・名声偏重」・・・。
既に「土壇場」といってもいい状況ですが、まだ望みはあります。救いは、失政と言われるバブル崩壊後~現在の政権ですが、かろうじて今回の新型コロナ危機の対応として「自国通貨建ての国債」で乗り切ろうとしていることです。これによって、未曽有の経済危機から脱するかどうかは我々国民の肩にかかってきます。
だが、「経済」はそれでいいとしても、もっと重要なことは、消され、忘れられ、捨てられてきた世界に冠たる日本の歴史と文化(=「日本人の魂」)をどう呼び戻すか、ということです。肝心のこれが復活できなければ、他の国と区別もつかない、アインシュタインが称賛した「日本」はやがて消滅することは目に見えています。
万物を神として崇める国日本、武士道の国日本、自然を尊ぶ国日本、一君万民の国日本、世界一歴史のある国日本。
私たちは、歴史に学び、先祖を尊び、自然を崇め、自己の欲望を抑え、自己で責任を全うできる、純粋な「日本人」なのです。