【本日、長女が入籍しました

【本日、長女が入籍しました<m(__)m>】
披露宴はまだ先だが、二人でお金を貯めるために入籍・同居を始めるという。きっと今どきの考え方なんだなぁ。結婚に際して父としてお願いしたのは、昔ながらのしきたりは、質素でもいいので省略してはいけない」ということだった。間が悪いことに、私が入院中なので「結納」がまともにやれなかったのが残念だが、これも私の不徳であり仕方がない・・・。
記念写真を野外ロケで撮影したとかで、沢山の写真を見せてもらった。望んで「写真スタジオ」に就職し、自身も着付けや化粧、撮影までをする仕事だが、一番尊敬する先輩に撮ってもらったらしい。
これから夫婦になる二人に、父として、先輩としてこれだけは・・・という言葉を贈った。
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結婚する二人へ。
父が結婚する頃は「この人を幸せにする。大事にする」とありきたりのことを考えて満足していました。
しかし今は違います。一人ではだめなのです。夫婦に限りませんが、他人を幸せにする、とは、「相手に生きる力を与えること」に他なりません。人は他人に力を与えることができた時、自分も幸せを感じます。また、そういう人間でなければなりません。つまり、一人で幸せになることなどあり得ないのです。
夫婦はまさに「一番心を許し合い支え合えるパートナー」です。
「自分だけが正しい」はありません。時には自我を抑え、相手の事だけを考えることも必要です。
二人に「夫婦対鏡」(夫婦はお互いを映す鏡)の言葉を贈ります。
最後に、人として・・・
誰もが気づかないうちに親や祖先の「因縁」を背負って(背負わされて)生きています。何が因縁なのか、その因縁を子孫に遺すべきなのかどうか、自分の代で納消すべきものか。
夫婦は死んでなお子孫に因縁を遺すということを深く心に留めておいてください。徹底的にその因縁を自分の中で咀嚼し、悪い因縁は他のせいにせず、自分の代で自分の力で断ち切らねばなりません。
結婚、おめでとう。父より・・・。
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写真は、撮影者・娘たちより同意を得たものです。