【ボランティア】
NPO法人として、活動資金のための事業である「川土手の草刈り」が終わった。これからはいつものボランティアとして、川の清掃や花壇つくり、米つくり、子どもたちの環境教育、などを行っていく。
私たちは別に「世のため、人のため、いいことをしよう」などとは考えていない。ただ、老若男女、会社や地域のしがらみのない中での様々な人間関係が楽しくてやっているだけだ。自分で悩み作り上げていく人間関係は貴重だ。尊敬できる人間関係を得ることの喜びと、ときには考え方の違いで衝突もするが、それさえも貴重な社会勉強の場だ。
それにしても、草刈り機や耕運機のエンジンをばらして修理してしまうオヤジたち、水道・配管や塗装、空調、建築、土木、発破、IT、小料理屋まで。若いころ少々羽目を外した者から、超生真面目な者まで。そして其々の子や孫まで。まるで大きな家族、いや小さな社会の縮図のようだ。だがこの人間たちが集まれば、できないことはない。なによりも楽しい。
会社や職場では、我慢して命令に従って動いていればいい。それは楽でもあり、苦でもある。一方で、このような人間関係を自分で作り上げることが、如何に重要なことか。「お金には代えられないもの」がここにはある。