【空、あります?】
8月15日も過ぎ、全国に深刻な豪雨被害をもたらした夏の長雨も関東では一段落した。
雨が上がり、久しぶりにごみ拾いセットを持って歩いていると何かのプレートが落ちていた。見てみると・・・「空あります」と書いてある。どこかのアパートの空室広告だろう。
ふと思った。最近、暑い暑いと真夏の日差しを恨めしく思っていたが、それでも、空(そら)があるではないか。
76年前の8月6日。広島市は真夏の青空が、一瞬にして黒い雲に覆われ、やがて黒い雨が降り注いだ。放射能の雨だ・・・。
あれから76年が経ち、日本人(世界中)がそのことを忘れかけているのか。人間たちは戦争だけでなく、「平和なはずの科学」によって「空を壊し続けている」。
今、自分の問題として、子どもたちの未来のために、考え、行動したい。