【郷ひろみの昭和のオヤジ】⇒男と女は無くなる?
NHKの再放送を観た。郷ひろみ扮する昭和オヤジがコミカルに描かれていた。いささか誇張され過ぎている感じはしたが、自分に照らして、苦笑するシーンも多かった。
定年退職してヒマにもかかわらず、妻に「お~い、お茶!」と叫び、孫のオムツ交換もできない、ひたすら仕事一筋に生きた昭和オヤジを描いていた。
「ジェンダーロール」(性別にまつわる社会的期待)に縛られた夫。妻は「夫源病」(ふげんびょう=熟年妻の不調の原因の多くが夫にあるという説)。どちらも初耳で、なるほど、と感心した。
誤解されそうだが書いておきたい。私は「男は外で仕事、女は家を守り子育てをするモノ」などとは考えないが、これが「古い・時代遅れ」とは思わない。問題なのは「皆がそうだから自分も・・・」と、借りてきた理屈だけで自己の存在しない生き方だと思う。これを「協調性」、「社会性」、「日本人らしさ」とか言うのは違うと思う。
何を勘違いしたか、昨今はこれらの言葉が「男女平等」という言葉と絡み合っていることが、余計気に入らない。
男と女が愛し合い子孫を育む。これに新しいだの古いはない。狩猟時代や封建時代ならいざ知らず、この現代において大事なのは「お互いを尊重・尊敬して補い合う」ことではないか・・・。
男と女が無くなるときが、無意識のうちに来ることが恐ろしくてならない。そしてその次に無くなるものは、いったい何だろう・・・。
(お茶の画像と本文は関係ありません。郷ひろみの番組画像はネットより)