路上の紙吹雪はよろしくないが、猛吹雪のお話です。子供の頃、自宅から小学校の分校まで、たった300m足らずの通学でした。しかし、当時は当たり前に積雪が4mを超す山間の豪雪地のこと、真冬になると猛吹雪の中、だれも歩いた跡のない道を、一人で通学することもしょっちゅうでした。もう50年も前。現在のように除雪車はなく、圧雪車が日に1・2回、巡回する程度でした。ひどい吹雪となると視界はゼロ(数十センチ先も見えない)となり、その場に立ちすくむしかありません。ほんの僅かなスキを見て、勘を頼りに周囲の起伏や背の高い樹木で道の見当を付けて(一面の雪なので、ほとんどの樹木は埋まっています)少しづつ進みます。途中に沢や崖もあり、危険極まりない通学なのですが、道草しながら慣れ親しんだ通学路は迷ったり踏み外すことはなく、不思議と恐怖や寒さを感じることも少なく(何回かはありましたが・・・)、なんとか生きて登下校していました。今考えると、、、、涼し~~~い、お話でしたぁ(^^♪