【都市災害、ライフラインのもろさ・・・】
千葉市を直撃した台風15号。台風が去り、2昼夜経った今も、停電が多く、信号機が消えたままの交差点も多い。自治会長を務める私の自治会(未加入のアパートなど含めると300世帯以上)も半分ほどは停電しているようだ。それに加えて9月になっても記録的な猛暑日となってしまった。高齢者が多い為、なんとかしなくてはと考え、幸いにも通電している自治会館(集会所)を開放した。空調を備える約30畳の大広間や、約20畳のホール、厨房には冷蔵庫があり、洗濯機もある。
思いのほか近隣住人の利用者は少なかったが、隣街の重症心身障害者を受け入れるグループホームの方々の利用があったのは想定外であった。昨夜は宿泊者もあり、ヘルパーさんが夜勤で付き添っていた。通常は使うこともない洗濯機が役に立ったようで、ほぼフル稼働の様子だった。聞けば、自家発電施設はあるが、空調設備を賄うほどの容量ではないらしい。
街の様子はというと、道路は裏道まで大渋滞、信号はあちこちで消え、バス、電車も満員状態である。
それにしても、水、電気、ガスというライフラインについて、平常時は全く意識しないが、いざ停止するとここまで混乱するということを思い知らされた。文字通り空気のような存在であるライフライン。有って当たり前なのだが、無くなれば命に係わる。私たち人間はもっと自然環境や、エネルギーという、命を支える根幹のファクターに関心を持たなければならない。人間なんて、弱く、もろい存在なのだ・・・。