【何故、逮捕されるようになっても平気なのか??】河井議員の買収疑惑。前法相についてのネット記事が辛辣だ。
『案里議員の選挙運動では、街宣車のルートを早く決めるよう指示するなど、細部まで取り仕切った。気に入らないことがあるとすぐに声を荒らげ、「土下座しろ」とスタッフを怒鳴り付けたり、「辞めろ」と大声を上げたりする姿が目撃されていた。「ウグイス嬢はトイレにも行かせてもらえなかった」という。党関係者も「議員バッジの威光をかさに、国や自治体の役人をどう喝することがあった」と明かす。岸田文雄政調会長=衆院広島1区=が影響力を持つ党県連内では孤立しがちで、地元選出議員に県が政府への要望を説明する年2回の会合にも参加していなかったという。』
政治は国民のレベルを超えない、と言われるが、まさにそれが見え隠れする事案である。
1.自分の選挙の時もそうであったが、議員は「清濁併せ持つことが必要だ」とよく聞く。「清」はわかるが「濁」とは何のことだろうか?
2.政策論ではなく、お金持ちや権力者、有力者だけが立候補している選挙。
3.選挙や政治には「お金」がかかる実態。
4.立ち回りがうまい、票集めがうまい・・・などと「選挙技法」の競い合いや「選挙屋」と言われる者たちの存在。
5.自分の考えではなく「勢いと雰囲気」に載せられる国民。
6.公約以外は、資質や人柄などが評価され辛い選挙制度。
7.利権や権力になびき、自己本位の投票に走る国民。
8.寄付金・献金・陣中見舞・当選祝など、買収以外に理由がつけられる公職選挙法。
9.手厚すぎる議員の給料や諸手当、政党への助成・交付金。
・・・まだまだ考え付きそうだが、決して立候補する側だけの問題でないのは明白だ。
こういう問題は、容疑者だけが責められるべきでなく(河井夫妻を庇う気は毛頭ないが)、他人事としてではなく、そういう土壌を作ってきた我々国民も襟を正さなければならない。